低能先生に同情している人たちへ【はてな村Hagex殺人事件】
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低能先生によってブロガーHagex氏が殺されてしまった事件がいまネットで大きく話題になっている。
事件について知らない人は前回の記事をどうぞ
低能先生に同情する声
この事件について、被害者のHagex氏を追悼する声が多い反面、加害者側に同情する意見もたくさん出てきている。
そちら側の意見としては、例えばこのあたりの記事がわかりやすい。
相手が何かしらの疾患を抱えているのは行動から明らかだっただろ。学校の教室にバカバカってずーっと叫んでるやつがいて、そいつに「バカ先生」ってレッテル貼って「またバカ先生が出た~!」って集団で煽るのはイジメじゃないのか?それが適切な対応と言えるのか?粛々と通報するだけならまだしも煽るエントリまで書いてんだぞ?
それに乗っかって「ここにコメントするとIDコール貰えるらしいから記念カキコ」なんて書いてた連中もいたじゃねえか。
先に言っておくが、私もこのあたりの記事に書いてあることを否定はしない。
何らか社会に適応する能力が低い人を、「こいつおもしれぇw」と寄ってたかって馬鹿にするのは、現実社会で行われるいじめ問題と本質的に同じ行為であるし、褒められた行為では確かに無いと思う。
しかしながら、今、事件が起きたことをきっかけに皆がその問題について考え始め、犯人に同情して、被害者を叩くようになる、この流れは非常によろしく無い。
低能先生の犯行声明(現在削除済み)では、この事件は「ネットリンチをやめなかったお前らへの返答」だと言っていた。
そして今、実際にそのメッセージは日本中に届いている。
何をやっても届けられなかったメッセージが、殺人事件を起こせば届けられた。
秋葉原の事件
同じように社会に衝撃を与えた事件として、秋葉原の連続通り魔事件がある。
7人の一般人が次々に殺された恐ろしい事件だが、あろうことか、犯人の加藤智大は、負け組の英雄として、一部のインターネット上でカルト的人気を博している。
秋葉原通り魔事件は、何もかもうまくいかず社会に絶望していた男性が、殺人事件を起こすことではじめて社会にメッセージを伝えられた事件なのである。
この事件は、事件から10年たった今でも広く語り継がれ、今でも加藤に同情したり加藤を尊敬したりする意見がネット上にはたくさんある。
先日の新幹線通り魔事件もこの事件の模倣犯なのではないかとも言われている。
同じ過ちを繰り返さないために
社会からあぶれてしまった人たちに耳を傾けること、それはとても大事なことだ。彼らには彼らの考え方があり、彼らには彼らの人生がある。
彼らがどのように生き、何を考えているのか、我々はいつか必ず知る必要がある。
だが、それをするタイミングは、決して事件が起きたときであってはならない。
事件を起こせば自分たちの声を届けられる、という実績は、決して作ってはならない。